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POP-UP “ARTIST RUNNING” #3 curation by hikotaro Kanehira

兼平彦太郎さんキュレーションのPOP-UP “ARTIST RUNNING”、

アーティストランスペースにフォーカスしたシリーズ企画第3弾にsodaが登場。

sodaは、スン・テウさんを展示いたします。

■会期:2021年4月23日(金)、24日(土)、25(日) 12:00-18:00

■会場:void+eaves 東京都港区南青山3-16-14

スン・テウ Sung Tieu

1987年 ベトナム、ハイズオン生まれ。ベルリンおよびロンドン在住。
スン・テウの芸術的な実践は、サウンドインスタレーション、ビデオ、彫刻、写真、パフォーマンス、そして公的介入を含む複数の媒体にわたる。ドイツへの移住という自身の経験から、彼女の作品は、しばしば文化的衝突や転移といった主題に取り組み、故郷であるベトナムでの経験も扱う。それらは、歴史と現代が相互に依存する政治権力の構造、そして、それが人の精神に与えるインパクトについての探求である。

近年の個展に、「What is your |x|?」(2020年、Emalin、ロンドン) 、「Zugzwang」 ( 2020年、ハウス・デア・クンスト、ミュンヘン)、「In Cold Print」(2020年、ノッティンガム コンテンポラリー)、グループ展に、「Magical Soup」(2020年、ハンブルガー・バンホフ現代美術館、ベルリン) 、「In the Forest, Even the Air Breathes」(2020年、ベルガモ近現代美術館)などがある。2021年にはArs Viva Prize for Visual Art を受賞、工芸美術館(フランクフルト)、クンストフェライン・ハノーファーでの展覧会が予定されている。 

 

POP-UP "ARTIST RUNNING" # 3
SUNG TIEU by soda
April 23(fri). 24(sat). 25(sun) 12:00 - 18:00
at void+eaves, Tokyo
curated by Hikotaro Kanehira

image:
Video still from Memory Dispute, 2017
© Sung Tieu
Courtesy of the artist and Emalin, London and Sfeir-Semler, Hamburg & Beirut


スン・テウはベトナム生まれですが、5歳の頃に家族でドイツに移住し、後に帰化。その経験から、ベトナム難民や、移民、彼らの記憶などをテーマにした作品や、故郷のベトナム、自身の記憶、政治的トピックスを織り込んだ作品を多岐に渡るメディアを用いて制作しています。
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スン・テウの映像作品《Memory Dispute》(記憶の論争)は、ベトナム戦争中にナパーム弾によって激しく攻撃されたベトナム中部の熱帯雨林が映し出され、 今や取り返しのつかないほどに変わってしまった生態系のイメージを亡霊のように記録しています。
そして、これらの森の風景の映像が、東南アジアに蔓延している違法な美白治療のプロセス(体に酸性の液体を塗ることで2つの皮膚の層を分離し、皮膚の表面の層を剥がす)を記録した映像と対照的に映し出されます。
身体を保護する皮膚という存在、そしてそれを剥ぐという行為が、ここでは、外からの力が個人に与える影響の循環と変化についての比喩として機能しています。
可燃性の液体ナパーム弾と酸性の皮膚を剥がすための液体という異なるものを互いの比喩として提示し、二つの線が収束していくよう位置付けることで、急速な経済成長や、文化交流が、現代のベトナムをどのように変えてゆくのかを問いかけます。
現代の映像を通じた過去の呼び出し、そして、それらの並置が、さまざまな歴史的、社会的、経験的、心理的な複数のレイヤーを理解し、記憶するための詩的で抽象的な器として提示されています。(soda)
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スン・テウ Sung Tieu
1987年 ベトナム、ハイズオン生まれ。 ベルリンおよびロンドン在。
スン・テウの芸術的な実践は、サウンドインスタレーション、ビデオ、彫刻、写真、パフォーマンス、そして公的介入を含む複数の媒体にわたる。ドイツへの移住という自身の経験から、彼女の作品は、しばしば文化的衝突や転移といった主題に取り組み、故郷であるベトナムでの経験も扱う。それらは、歴史と現代が相互に依存する政治権力の構造、そして、それが人の精神に与えるインパクトについての探求である。
近年の個展に、「What is your |x|?」(2020年、Emalin、ロンドン) 、「Zugzwang」 ( 2020年、ハウス・デア・クンスト、ミュンヘン)、「In Cold Print」(2020年、ノッティンガム コンテンポラリー)、グループ展に、「Magical Soup」(2020年、ハンブルガー・バンホフ現代美術館、ベルリン) 、「In the Forest, Even the Air Breathes」(2020年、ベルガモ近現代美術館)などがある。2021年にはArs Viva Prize for Visual Art を受賞、工芸美術館(フランクフルト)、クンストフェライン・ハノーファーでの展覧会が予定されている。

sodaについて
2018年に京都壬生の洗いソーダ工場跡に田中和人と菅かおるが創設したスペースで、ディレクターの田中和人によるアーティストならではの視点を軸とした、ユニークなキュレーションが特徴。従来のアーティスト活動から得たネットワークを活かし、国内外を問わず、様々なジャンルのアーティストと広く協働しています。また、コマーシャルギャラリーとの共同企画を行うなど、より自由で発展的な活動のあり方を探求しています。
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<展覧会概要>
■企画タイトル:POP-UP “ARTIST RUNNING”
■展覧会タイトル:POP-UP “ARTIST RUNNING” #3 スン・テウ by soda
■会期:2021年4月23日(金)ー25日(日)12:00-18:00
■会場:void+eaves 東京都港区南青山3-16-14
■ディレクション:杉原寛
■キュレーション:兼平彦太郎
■広報協力:YN Associates

 

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